空が光った後、雷が落ちるまでの時間でまだ遠いから大丈夫と判断されている方は多いですが、その具体的な時間間隔をご存知ですか?
そもそも雷とは何なのか?またどういった被害があるのか?どのような場所が安全なのか?是非当サイトを参考にしてください。
目次
雷とは?
雷とは”大きな静電気”です。
空は高くなる程寒くなるので、雲に含まれる水滴が氷となり、その氷がぶつかって静電気が発生します。
この静電気のことを私達は雷とよんでいるわけです。
少しだけ用語の説明をします。
雷が発生した際の音が”雷鳴”、光が”電光”です。
実際に地上に落ちる雷が”落雷”。対地放電とも言います。
そしてこれらが発生する雲が”雷雲”です。
用語に関しては他にもありますが、これから説明する内容では以上を抑えておいてもらえれば大丈夫です。
落雷の発生場所
落雷する場所は予測が極めて難しいです。
言ってしまうと”雷雲の位置次第”ではどこでも落雷の可能性があります。
雷光があった後に、雷鳴が聞こえるまでの時間で、落雷との距離を計算している人は多いと思います。
光ってから音が聞こえるまでだいぶ時間があるから大丈夫だろ、といった感じです。
確かにこの距離の計算は間違いではないですが、実際に落雷が起こる範囲は相当広いです。
具体的には、雷光があった後に雷鳴が聞こえる”約30秒間”の範囲で落雷の可能性があります。
落雷による被害
落雷が地球上にどのくらいの頻度で起こっているかご存知でしょうか?
その頻度はおよそ”毎秒100回”と言われています。
おそらく想像よりはるかに多かったことでしょう。
落雷の被害には大きく分けて”2種類”あります。
1つは”直接落ちてくる雷の被害”。
これが一般的にみなさんがイメージする落雷の被害だと思います。
もう1つは落雷周辺の電線などを伝って”建物内などに入り込む被害”です。
直接落ちてくる雷の被害は、名前の通り人体や物体などに雷が直撃する被害です。
人命に関わった過去最大の落雷は、2016年5月にバングラディッシュで発生した落雷です。
およそ3日間続いた雷雨で、64名の死者がでたそうです。
建物内などに入り込む被害は、電線などを伝って建物内などに入った雷が原因となりパソコンや電話などの電化製品が壊れる被害です。
ちなみに前者の被害が”直撃雷”、後者の被害を”誘導雷”と分類されます。
落雷の対処法
実際にどのような場所が落雷に対して安全なのでしょうか?
外にいる場合で最も安全な場所は”ファラデーケージの中”です。
ちょっと聞きなれない単語だと思いますが、簡単に言うと電気を通しやすいものに囲まれた空間です。
電気を通しやすいと聞くと、危ない場所のように聞こえますが、”逆”なのです。
それは、電気を通す物体の囲いが雷を地面に逃がしてくれるからです。
具体的には、自動車や電車、バスの中などです。
中でも最も安全とされているのは、鉄筋コンクリートで作られた建物の中です。
中には予測不可能な電流の可能性もあるので絶対ではないですが、最も安全とされています。
さらに屋外でいるときの詳しい対処法はコチラ
>雷が屋外にいるときに起きた場合の対処法はコレ!
家の中は、結論から言うとかなり安全な場所ではあります。
ですが、油断は禁物です。
全ての場所に言えることですが、できるだけ壁や電子機器から距離をとるようにしましょう。
家の中での被害として多いのは、雷が電線などを伝い電化製品が壊れてしまうケースです。
対策としては、コンセントを抜く、これで大丈夫です。
屋内でいるときのさらに詳しい対処法はコチラ
>雷が屋内にいるときに起きた場合の対処法はコレ!
いかがでしたでしょうか?
いつ起きるかわからない自然災害は非常に怖いものです。
起きたときに対処できる予備知識として学んでおき、起きる前に対策はしておきましょう。
対策しててよかった!ときっと思えるはずです。