今や多くの方が利用しているLINE(ライン)。
しかし、LINEが東日本大震災の影響をうけて災害時の連絡ツールとしてつくられたものだということはあまり知られてないでしょう。
LINEには既読やグループLINE、タイムラインなど様々な機能が存在します。
これらの機能のほとんどは災害時に活用できることを想定されてつくられた機能です。
今回はそんなLINEを、災害時に役立つ機能も合わせて紹介していきます。
目次
LINEが作られた理由は東日本大震災
LINEが作られた理由には、2011年3月に発生した東日本大震災が大きく影響しています。
東日本大震災時は家族と連絡をとることがとても困難でした。
それをきっかけにLINEという連絡ツールは誕生したのです。
LINEの最も大きな特徴である既読機能。
今となっては当たり前のように定着した機能ですが、当時はとても新鮮に感じた機能だったことでしょう。
もしかしたら不必要に感じた方もおられるかもしれません。
この機能は、緊急事態で返信が困難な場合でも相手がメッセージを読んでいることが確認できるためにつけられた機能です。
なので、LINEにとって既読機能は必要不可欠の機能なのです。
グループLINEだってそうです。
仲のいい友人や学校のクラスメイトと日常会話を行うため、多くのグループラインに参加している方もおられるでしょう。
しかし、本来の目的は緊急時の際の連絡網として作られた機能です。
このようにLINEは、災害時などの緊急事態の連絡ツールとして無料で使うことのできる素晴らしいホットラインなのです。
ホットラインは緊急時の直通電話という意味があります。
LINEという名前には、ユーザー全員のホットラインになって欲しいという製作者の想いが詰め込まれているのです。
災害時に役立つLINE機能5選
グループLINE
グループLINEについては少し説明しましたが、緊急時の連絡網として非常に役立ちます。
家族や親戚など、いざというときの緊急連絡網としてグループLINEを作っておくとよいでしょう。
別に普段の日常会話などをここでしなくともよいのです。
緊急時に連絡網として使えるツールを備えておくことが大切なのです。
ノート
先ほど紹介したグループLINEに合わせてとても役立つ機能がこれです。
緊急時に避難する場所などをここに残しておけば、グループのメンバーがいつでもその内容を確認することができます。
グループで共有可能な保存ノートのような感じです。
もちろん文章だけでなく画像なども残しておくことが可能です。
トーク画面の上部のあるノートのマークから投稿することができます。
位置情報を送信
スマートフォンには、位置情報サービスをオンにすることにより自分の現在位置を知る機能があります。
トーク画面のメニューの中に「位置情報を送信」という項目があります。
この機能を使えば、今自分がどの場所にいるのかを簡単に伝えることができます。
ステータスメッセージ
ステータスメッセージと聞いてもあまり聞きなじみがないでしょうが、友達一覧などの名前の右に表示されている一言がこのステータスメッセージです。
好きな言葉や決意表明など多くの方がステータスメッセージを利用しています。
この機能を使えば、自分の安否などを友達全員に知らせることができます。
ステータスメッセージはプロフィールの設定から簡単に変更可能です。
タイムライン
ステータスメッセージと似たような使用用途ですが、タイムラインを使えば友達全員に安否を知らせることができます。
また、大規模な災害が起こった場合にはLINE(公式)からメッセージが届く機能も近年追加されました。
このメッセージには「被害があります」「無事です」「災害地域にいません」の三項目から選びタップすることが可能です。
タップするとタイムラインの投稿画面にうつるよう設定されているので、そこから投稿が可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
LINEは災害時にこそ活用してほしい連絡ツールなのです。
今やLINEはスマートフォン利用者のおよそ8割が利用しているといわれています。
災害時などは緊急用の連絡ツールとして是非LINEをご活用ください。
LINEは本来その用途のためにつくられたものです。
使い方が分からないご家族がいれば使い法を教えてあげ、いざというときに使えるよう備えておきましょう。