地震による被害を完全に防ぐ方法はありません。
しかし、起こった時の被害を少なくすることは可能です。
それは"地震が起きる前に何をしておくか""地震が起きた時どうするか"です。
あなたは地震が起きたときにどこにいますか?
自宅・職場などの屋内、屋外、電車に乗っているかもしれませんし、車の運転中かもしれません。
このページではお家にいたときの対処法について説明します。
地震は"いつ""どこで"起きるかわかりません。
そのために地震が起きた際の正しい心構えを当ページで知っていただければ幸いです。
また、当サイトを起きた際のマニュアルとして使っていただければと思います。
下記のページでは、地震とはどんなものか?震度とマグニチュードの違いは何なのか?などわかりやすく簡単に説明しています。
ご覧でなければ是非参考にしてください。
>地震とは何か?わかりやすく簡単に説明
その他、シチュエーション別地震対策(会社・学校・屋外・電車)や地震に関する内容は下記からどうぞ。
>地震に関する知っておくべき対策
目次
人への被害にはどんなものがあるか?
まず、地震が起きたとき、どんなことが原因で人へ被害をもたらすかをあらかじめ把握しておきましょう。
地震が原因で人へ被害をもたらすものは大きく分けて5つあります。
①家具・家電などの転倒、窓ガラス・食器類の破損による飛散
②電気設備・ガス設備から発生する火災
③建物の倒壊
④地割れ、山・土砂崩れ、地盤沈下
⑤津波
これらが"いつ""どこで"起きてもあわてないように、また起きたときのためにどのような対策をしておけばよいか予備知識を備えておくことが大切です。
当ページでは①~③に関し、ご説明していきます。
はじめに
1日の24時間の中で、自宅にいる割合は大部分を占めているでしょう。
ゆっくりくつろいでいるときもあれば、寝ているとき、お風呂に入っているとき、台所にいるかもしれません。
まず自宅のどの場所にいても知っておくべき基本事項について学びましょう。
突然の大きな揺れに襲われたときは、まず自分の身を安全に守れるように心がけましょう。
緊急時の対処法
1.机やテーブルなどの下にもぐる
定説ではありますが、やはり一番はこの方法です。
スリッパを履き、丈夫な机やテーブルなどの下にもぐり、机などの脚をしっかりと握りましょう。
また、顔や頭を守るためクッションや座布団、ふとんなどがすぐ取れれば保護して揺れが収まるのを待ちましょう。
2.揺れが収まるのを待つ
棚が倒れたり、高い位置に置いているものが落下してくる可能性があるので、なるべく離れた位置で1のように身体を守り、揺れが収まるのを待ちましょう。
家具や冷蔵庫の転倒防止対策はこちらをご覧ください。
揺れが収まったときの対処法
まだあわてて行動しないようにしましょう。
揺れが収まっても気をつけなければならないことがあります。
身の回りの確認
まず揺れが収まったら"あなた自身の状況"の確認をしましょう。
・痛むところはありませんか?
・出血はありませんか?
・ケガはありませんか?
落ち着いて確認しましょう。
周囲の確認
そして、あなた自身の無事が確認できたら次は"周囲の確認"です。
足元、その付近の確認をします。
床に落下物やガラス・食器の破片が散乱していませんか?
地震が起きたときにスリッパを履けていなかったら履いてください。
スリッパを取りに行くときに距離があればクッションや座布団で破片を払って歩ける道をつくりましょう。
雑誌など他に代用がきくものであればそれでも構いません。
何もない場合はケガに十分気をつけて手で払っても大丈夫です。
このときスリッパにも破片が入っていないかを確認してください。
移動の安全を確保しましょう。
連絡手段の確保
災害時の連絡手段の確保は非常に重要です。
まず、携帯電話・スマートフォンをとりましょう。
次に固定電話がある場合は受話器の確認をしましょう。
地震の揺れで受話器が外れてしまうと、通信設備が壊れていなくても通話できない状態になります。
揺れが収まって落ち着いたら受話器が外れていないかを確認しましょう。
火元の確認
ガス
調理中でガスコンロを消せていない時はまず消しましょう。
次に火が他のところに燃え移っている場合、消せる範囲であれば消火器を使って消してください。
消火器やスプレータイプの消化剤があれば火元が大きくない限り、概ね消化できるでしょう。
ここで一番注意を払っていただきたいのは"天ぷら油に燃え移ってしまった場合"です。
パニックになり誤った消化行動を取ってしまうと大火事になる可能性があります。
これで火元への対策はできるでしょう。
万が一、火事が起きたときの場合のために消火器は必ず置いておくようにしましょう。
電気
電気系統では放電や漏電による火災の発生の危険があります。
放電や漏電によりゴミやホコリが出火原因となり発生します。
さらに火災だけでなく感電の恐れもあるので、対策を行いましょう。
まず、感電しないために家庭にはゴム手袋を用意しておきましょう。
これで手で触れることによる感電は防げます。
そして、次に電源プラグをコンセントから抜きましょう。
最後にブレーカーを落とします。
地震の時の漏電対策のため、漏電および感電ブレーカーを設置しておくことも大切です。
漏電・感電ブレーカーは設定した震度を感知することによって自動的に通電をきるブレーカーです。
これらを設置することによって電気系統による被害を大きく抑えることができます。
>感震ブレーカーとは?すぐに取り付けたいおすすめグッズを紹介!
自分が被害に遭ったとき
住居にひとりでいる時、家具や落下物の下敷きになったり、閉じ込められ動けなくなる可能性もあります。
もし、そうなってしまった場合の対処法です。
まず動かずに声を出さずに助けを待ちましょう。
パニックになりひたすら助けを呼んでしまうでしょうが、じっと我慢してください。
起きている状況による精神的な体力消耗に加え、動きや声を出すことによって身体的な体力も消耗してしまいます。
行動を起こすのは人がいる時、人の気配を感じたときです。
声が出る場合は声を出し、助けを呼びましょう。
声が出ない場合は手でモノを叩いたり、携帯電話・スマートフォンを持っていれば着信音や音楽を鳴らし自分の居場所を伝えてください。
声が出る場合はバッテリー温存のため携帯電話・スマートフォンの電源はオフにしておいた方がいいでしょう。
夜間や暗い場所には画面の光や懐中電灯機能で自分の居場所を知らせることが出来ます。
不用意に体力を消耗せず、人がきたときだけに助けを呼びましょう。
以上が自宅にいたときに地震が起きたときの緊急時の対処法と揺れが収まったときの対応です。
きっとパニックになるでしょうし、どうすればいいかわからなくなることもあるでしょう。
その際に当ページをブックマークしていただくなり、思い出していただくなりで皆様のお力になれれば幸いです。
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