地震はいつ、どのような状況で起きるかわかりません。
車の運転時に地震が発生したときは落ち着いて安全な場所に車を停めます。
わかっていても運転の真っ最中に災害に直面してしまうとパニックになるでしょう。
いざ、起こったときに慌てないよう、どのように対応しておけばよいかご紹介します。
その他のシチュエーション別の地震対策・対処法はこちらを参照ください。
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目次
一般道にいるとき
車を運転しているとちょっとした道路のデコボコや小石、段差など様々な振動を感じますが、タイヤのサスペンションで概ね衝撃は吸収します。
そのサスペンションの衝撃吸収で震度が小さい地震には気付かないこともあります。
しかし、震度が大きい地震は衝撃を吸収しきれず、タイヤがパンクしたときのようにハンドルが取られます。
このような場合は大規模な地震が起きていると認識してください。
大地震が起きた場合は恐怖を感じるでしょうが、慌ててハンドルをはなさないことです。
そして、"3つの急"をしないようにしてください。
"3つの急"とは"急ブレーキ・急発進・急カーブ"です。
地震が起きているときの事故の原因として"3つの急"がほとんどです。
では、次は対処法に移っていきましょう。
ゆっくり道路の左側に
大きな地震を感じたらまずは、ゆっくりスピードを落としていってください。
その際にはまわりにわかるようにハザードランプを点滅させながらおこなってください。
スピードを落とすときは"急ブレーキや急ハンドルを避けて""前後左右を確認しながら"できるだけ安全な方法で車を移動させてください。
まわりもあなたと同様に落ち着いて運転しているとは限りません。
このときに2点注意があります。
1.幹線道路や緊急交通路には注意を!
幹線道路や緊急交通路に指定されている道路の場合は、緊急車両の通行の妨げにならないように、車を道路の外か、他の道路に移動させることが災害対策基本法により定められています。
☑緊急交通路=行政により指定を受けた車両しか通れない道路
緊急交通路は検問が設置され進入が出来なくなります。
その名の通り、パトカーや消防車、救急車など災害時に優先的に通すためです。
この場合他の道路に移るか、歩道に乗り上げて停車となります。
歩道に停車する際は必ず歩行者に注意してください。
2.落下や転倒の恐れのあるものの近くに停めない
道路の左側に車を停車する際はまわりを確認し、落下や転倒で危険になるものがないかを確認し停車してください。
電柱、看板、標識などです。
大きなものが落下・転倒した際は車を破壊する恐れもあります。
停車した際は必ず確認してください。
そして安全な場所に停車して、揺れが強ければ上の1.2を守りつつ、車の中心にしゃがんで揺れが収まるまで待ちましょう。
揺れが落ち着いたら情報収集
揺れが落ち着いたらカーラジオや携帯電話、スマートフォンで交通情報や地震情報などの情報収集を行いましょう。
近くに落下物や転倒物がない限りは比較的車内は安全です。
このまま車で移動した方がいいのか、車を置いて移動した方がいいのか情報収集で判断してください。
ただし、まわりの状況もよく確認してください。
スマートフォンでの情報取集で下ばかり見て、まわりの状況が見えなくなると逆に危険な場合もあります。
TwitterなどのSNSで情報収集に没頭し、まわりの状況に気付かず、高台に逃げれず津波の被害にあったケースもあります。
移動するときは車はキーをつけて、ロックもしない
車から出て非難する際は"キーはさしたまま""ドアの鍵はかけない""貴重品は持っていく"この3つを忘れないようにしましょう。
停車したまま車を置いていくと緊急車両の通行の妨げになる可能性があります。
その時は警察が移動させるので上記の3つを守ってください。
そのときダッシュボートやフロント部分に名前と連絡先を書いたメモなどを残しておきましょう。
さらに"車検証"を持ち出していくことも忘れないでください。
ここまでできていれば盗難にあった際にも免責とはならず保険金も支払われます。
高速道路も原則同じ方法
高速道路も一般道とおおむね同じ行動をとります。
首都圏の高速道路では約1キロおきに非常ハシゴが設置されており高速道路から脱出できますが、ない地域の方が多いようです。
高速道路も同様にまわりを確認し、左側に停車、情報収集の流れで対応してください。
高速道路のパーキングエリア・サービスエリアは一時避難区域のような安全な場所となっていますので移動できるようであれば移動してください。
まとめ
・"急ブレーキ""急発進""急カーブ"は絶対にしない
・落下物・転倒物がない車道左側に停車
・幹線道路・緊急交通路は歩道に停めるか違う道路に向かう
・安全な場所に停車したら情報収集
・車から避難する際は"キーはさしたまま""ドアの鍵はかけない""貴重品は持っていく"
・高速道路も同様の方法をとる
以上、外出先に屋内いた場合の対応です。
もし、地震が起きたときに当ページがお力になれれば嬉しく思います。