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地震

地震が住宅街など屋外で起きたときの対応はこれ!

投稿日:2017年11月10日 更新日:

地震屋外対処法

地震はいつ、どのような状況で起きるかわかりません。

学校・会社、百貨店やスーパー、映画館にいるかもしれませんし、地下街にいるかもしれません。
もしかしたら建物内のエレベーターに乗っているときにも地震は起こるかもしれません。

今回は住宅街や繁華街などの屋外にいたときの対処法を学んでいきましょう。

>その他シチュエーション別地震対策はコチラ(学校・会社・電車・自宅・屋外など)

目次

住宅街で地震が起きたときの対応

学校や仕事、買い物の行き帰り、いつも通りの見慣れた街を歩いていて突然地震が起きるかもしれません。

まず、あなたのお家のまわりを思い出してみてください。
意外と地震が起きたときに危険になるものってありますよね。

例えば、電柱、自動販売機、塀、そして住宅です。

 

いつも平和な住宅街にも地震によって起きる倒壊や転倒で危険なものはたくさんあります。

もし、住宅街で地震が起きたときにどのように行動すればよいか、学んでいきましょう。

 

結論から言うと"広くてまわりに何もない空き地のような場所"に移動しましょう。

 

曖昧な表現となり申し訳ありませんが、あなたの通学路、通勤路、最寄の駅までへの道の中を思い出しながら1度考えてみてください。
何ヶ所かは転倒するものもなく、電柱や電線もない空き地、または公園などの広場はないでしょうか?
そこに移動しましょう。

移動する際には、転倒物に気をつけ、頭を落下物から守りながら移動します。

 

住宅街で地震が起きたときの対応としては室内と同様に"落下物・転倒物に気をつける"ことです。

落下物は電線、住宅で割れた壁、瓦や窓ガラス、エアコンの室外機、植木鉢、看板など。
転倒物は電柱、塀、自動販売機など。

 

住宅地で地震が起きたときの対策はあなたがその街のどこに何があるかを知ることです。
まわりを見渡し、あなたの街に応じた対応を1度考えてみてください。

ビジネス街や繁華街で地震が起きたときの対応

ビジネス街や繁華街を歩いているときに地震が起きた場合、まず考えなければならないことは住宅街と同様に"落下物・転倒物に気をつける"ことです。

特にビジネス街や繁華街になると高いビルから飛散した窓ガラスや看板などが落ちてくるケースがあり、落下の速さや衝撃は住宅地と比べものになりません。

 

そのような落下物から身を守るには建物から離れ、住宅街同様に"広くてまわりに何もない空き地のような場所"に移動しなければなりません。
ですが、ビジネス街や繁華街となるとそうもいきません。

もちろん近くに広くてまわりに何もない空き地のような場所ばあれば移動してもらうのが最善なのですが、移動できない場合はどうしたらよいのでしょうか。

 

避難できる広場がない場合

1.すぐに近くのビルに逃げ込む
ビジネス街や繁華街最大の避難場所は立ち並ぶビルです。
揺れが激しい場合は歩道で立ち止まってしまうと、すぐに割れた窓ガラスや看板などが落下してきます。
ですので、広場がない場合はまず近くのビルに逃げ込んでください。
建物が新しそうなお店などでも構いません。

2.街路樹の下に移動
落下物が落ち始めるとビルの近くにいるのは危険です。
落ち始めたらビルとは反対側に進み、街路樹の下に移動しましょう。
街路樹はビジネス街で落下物から身を守れる数少ない貴重な隠れ場所です。
樹木が大きいものであれば車道側にまわり、背を樹木に向け守り、道路側の危険に注意しましょう。
樹木で落下物からある程度守られるでしょうが、頭はバッグなどで守るようにしてください。

街路樹はあくまで何もないより安全というレベルです。

ビジネス街や繁華街を歩いているときはまずビルやお店に逃げ込んでください。

海や川で地震が起きたときの対応

海岸で地震が起きたときには津波が起こります。
津波の原因は地震なのです。

海岸にいるとき地震が起きてから避難では遅いです。

 

小さくても揺れを感じたり、津波警報、注意報が発令された時点で"海岸から離れ、高台や避難ビルなどできるだけ高い場所に避難"しましょう。

"遠い場所"ではなく"高い場所"です。

 

1分1秒でも早く"高い場所"に移動してください。
少なくとも15メートル以上の高さ、できれば25メートル以上の高さへ逃げてください。
もし、近くに高台や避難ビルがない場合は4階建て以上の建物を目指し、4階より上に上りましょう。

 

そして鉄筋コンクリートなどの強固な建物を選んでください。
木造の建物は絶対にダメです。

1メートルほどの津波で木造建物が半壊したケースもあります。
建物自体が津波で流されてしまうと何の意味もありません。

 

そして、時間に余裕があれば"山側の建物"に移動してください。
海側の建物が防波堤代わりになって山側の建物は被害も軽減され安全性が増します。

 

さらに津波は第一波が終わっても繰り返し襲ってきます。
さらに高い波が来ることもありますのでいったん波が引いても絶対に戻るようなことはしないようにしましょう。

海水浴中の方は監視員やライフセーバーがいる場合は指示に従って避難しましょう。

 

津波の詳細については下記をご覧ください。
>津波とは何か?分かりやすく簡単に説明

まとめ

・住宅街・ビジネス街・繁華街にいるときは落下物・転倒物から身を守るため、近くの広場に逃げる

・ビジネス街・繁華街で広場がなければビルに逃げ込む

・ビジネス街・繁華街でビルに逃げ込めない場合は街路樹で身を守る

・海岸にいるとき地震が起きると津波が起こる

・津波が起きたら"遠く"ではなく"高い"場所に逃げる

・津波が起きたら15メートル以上の高台や避難ビルに上る

 

以上、外出先に屋内いた場合の対応です。

もし、地震が起きたときに当ページがお力になれれば嬉しく思います。

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