近年気温上昇や異常気象によって台風が増えてきています。
九州・沖縄、また海沿いにお住まいの方は台風自体にも対策も慣れていますが、本州の人々はまだまだ慣れていません。
実際私自身、故郷が瀬戸内海に面する海沿いの港町で台風の被害を経験しています。
自宅まわりのものは風で倒れたり、飛んだり。
台風による高潮の影響で海面が防波堤を超え、自宅や自家用車3台が浸水。
防災対策は一度被害を受けて、はじめて意識が生まれるのかもわかりません。
しかし、一度被害を受けてからでは時すでに遅しです。
ですので今回は自宅での台風対策についてご紹介します。
目次
台風とは?
一般的なイメージとしては雨風が非常にすごく、公共交通機関がマヒするくらいのイメージでしょうか?
台風とは何なのか?また発生時期や被害は?など詳しく紹介していますのでこちらを参照ください。
>台風とは何か?分かりやすく簡単に説明
イメージされているように雨風が強い中、台風での被害は様々発生してきます。
台風が起きたときの対処法の原則は"台風が通過するまで待機"することです。
ですが、その前に被害を受けないためにしておくべき対策があります。
今回は下記に沿ってご紹介していきます。
・台風で人に被害を与えないために
・台風から家を守る
・台風から車を守る
・補助金について
台風で人に被害を与えないために
マンションなどの集合住宅はあまりないケースですが、一戸建ての場合、家のまわりに飛びそうなもの置いてませんか?
よく見るのがポリバケツのふたが飛び交ってたり、傘などもたまにあります。
直接人に当たって危ないケースはもちろん、道路が近くにあれば車の通行の妨げにもなります。
事故などの二次災害にもつながる可能性があるので、まず、自分のもので人に被害を与えないための対策です。
家のまわりのものは中にしまう
そのままなんですが、家のまわりにある強風で飛びそうなものを中にしまうことです。
台風予報もネットやニュースで充実していますので、台風が来そうなときは飛びそうなものは中にしまってください。
よくあるポリバケツや傘などはもちろん、うちの実家では植木鉢なども中にしまってました。
鉢がプラスチックのものなどもありましたし、お花がダメになっちゃうからでしょうけど。
ベランダや庭の物干し竿なんかも意外と飛んでしまうのでしまうようにしてください。
ともかく、家のまわりのもので飛びそうなものがないか一度ご確認ください。
屋根の補強と点検
少なくとも阪神・淡路大震災が起きた1995年以降に建てられた家は屋根における被害をおさえるために工法が変わり風にも強い造りになっています。
それ以前の木造建ての家の屋根は外しやすい(飛びやすい)工法になっていて瓦が飛ぶ、落ちるといった被害が多くありました。
瓦の場合は上からと下から目視確認でずれがないか落ちかけていないかを確認してください。
瓦の中でも特に"土葺き"という工法は土の上に瓦を乗せる方法のため強風で飛ぶケースが多いです。
ずれや土葺きの場合は一度、業者に確認した方がよいでしょう。
現在では防災瓦といって瓦同士を組み合わせ、さらに釘を打ちつけ固定する方法もあるので瓦の風情を大切にしたいという方は防災瓦に変えるといいかもしれません。
その他スレートや鋼板の場合も10年を目安に業者による点検を行った方がよいでしょう。
台風から家を守る
台風で家屋が受ける被害として風の影響、または飛んできた飛来物によって起きる"窓ガラスの割れ"と水が高潮・洪水など何らかの原因で起きる"浸水"が大部分を占めます。
ここではガラス割れと浸水の対策をご紹介します。
ガラス割れ対策
一番の対策は雨戸・シャッターを設置することです。
あれば壊れていないかの確認をし、壊れていなければそれだけで十分です。
しかし、どの家庭にも雨戸やシャッターが設置されているとは限りません。
ですので、以下は雨戸やシャッターがない場合の対策方法をご紹介していきます。
1.窓のチェック
ヒビや鍵が閉まるかを確認してください。
ヒビは後述する飛散防止フィルムなどを貼ってください。
鍵が閉まらなければ、修理が必要です。
緊急の場合は冊子の溝につっかえ棒を入れて風で窓が開いてしまわないよう対策してください。
2.飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムを張ることによって窓が割れても破片が飛び散らないように対策をしましょう。
風による割れ防止はもちろん地震の際の対策にも繋がるので非常におすすめです。
当サイトでおすすめの飛散防止フィルムをご紹介します。
☑価格:1メートル四方でおよそ2,000円
☑高い飛散防止効果+粘着性も最高クラス
☑張ったかどうかわからないほどの透明度
☑紫外線98%カット
3.ガムテープで補強
飛来物で窓ガラスが割れてしまうのを防ぐためにガムテープで補強します。
布ガムテープが本当は良いのですが、テープ痕が窓についてしまうので、当サイトでは養生テープをおすすめします。
建築現場や引越しの際に使われる緑のテープです。
強度は少し劣りますが、汚れがつかずすぐに剥がせるのでおすすめです。
貼り方は上図のようにクロスさせて貼ります。
さらに強度を強めたい場合にはクロス+縦横にも貼るとよいでしょう。
100均などにも売ってて簡単にできるので飛散防止フィルムがない場合はこの対策でいきましょう。
その他にも、もし水が入ってきた場合のためにサッシにタオルや新聞紙をつめておくことと窓ガラスの対策をした後にはカーテンを閉めておくとなおさら効果的です。
浸水対策
浸水対策には土のう+板が一番です。
板を浸水から防ぎたい場所に置き、下図のよう土のうを端や隙間などに置いて防ぎます。
土のう袋がない場合はブロックなどの重いものを代わりにしてもいいでしょう。
簡易的な方法でゴミ袋やポリ袋に水を入れ土のう代わりにする方法などもありますが、穴が開いたり、口から漏れると浸水の前に水浸しになってしまうので土のう袋の使用をおすすめします。
台風から車を守る
実際私(両親ですが)も、高潮・台風の影響で自家用車が3台浸水した経験があります。
ここでまず言えることは台風が近づいてきたら、強くなる前に高い場所に車を移動してください。
それだけで十分です。
通常の自動車保険では保険適用外のケースが多いです。
車両保険では台風による海・河川の氾濫による浸水や土砂崩れ、ヒョウ、豪雨による震災は適用されますが、地震・津波・噴火は適用外になります。
もちろん入っているのが一番ですが、車両保険・地震特約など複数の保険に加入する必要が出てき、支出が増えてしまいます。
ですので、車を守るためにはニュースやネットで情報収集をし"事前に高い場所へ車を移動"してください。
補助金について
台風で大きな被害があった場合は市・国から補助金をもらえるケースがあります。
私が父から聞いたものは台風による浸水被害の補助金です。
その頃は床上浸水で3万円、床下浸水で1万円だったそうです。
被害に比べれば少ないかもしれませんが、ないよりはるかにマシです。
あまりに被害が大きかった場合は管轄の市役所などに問い合わせてみてください。
場所によっては台風の影響で家屋が半壊し、数十万の補助などもあるみたいです。
もし、大きな台風によって大きな被害を受けた場合は一度当サイトであんなこと書いてたなと思い出していただきたいです。
まとめ
人に被害を与えないためにすること
・家のまわりの飛びそうなものを中にしまう
・屋根が落ちないか飛ばないか目視確認し、必要であれば事前に修理する
家を守るためにすること
・飛散防止フィルムなどでガラス割れ対策をする
・浸水対策に板・土のうを準備しておく
車を守るために
・台風接近の情報が入ったら高い場所に移動する
いかがでしたでしょうか?
防災は起きてからでは遅いです。
起きる前にどう準備しておくかによって被害は最小限に抑えることができます。
"備えあれば憂いなし"です。
いざ、起きたときのために事前に予備知識を蓄え、対策もしておきましょう。
最後におすすめの防災セットのご紹介です。
過去の震災の影響から、ライフラインが途絶えてしまうと復旧活動が本格化するまで2~3日かかる地域が多々ありました。
ですので、万が一に備えて3日間程度の飲食料・生活用品は確保しておかないといけません。
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