日本は火山の多い国だとご存知ですか?
火山の近くに住んでいない方にとって、噴火は身近な天災ではないかもしれません。
しかし、観光や登山などで火山付近に足を運ぶ機会もあるでしょう。
2014年9月に御嶽山が噴火し、火口付近に居合わせた登山者らが58名も亡くなったのは記憶に新しいです。
日本における戦後最悪の火山災害といわれています。
実際に足を運んだときに何かあって慌てるのではなく、何か起きたときのために予備知識を入れ、対応できる準備、対策をしておきましょう。
目次
そもそも噴火とは?
地下の岩石が高温で溶けたものをマグマといい、このマグマが地上に吹き出す現象が噴火。
また、マグマの元となる岩石などが地上に吹き出した場合も同様に噴火となります。
噴火の被害はどのようなものがあるか?活動度の高い活火山はどこか?など噴火についての情報は下記ページを参照ください。
>噴火とは何か?分かりやすく簡単に説明
登山の前には情報収集
未経験の山を登る前はその山について情報収集ならびに携帯電話・スマートフォンを使用できるか確認しておきましょう。
登る山に電波があるかどうか?
携帯電話・スマートフォンは何かあったときの連絡手段や情報収集手段として非常に便利です。
ですが、役立つためには電波があった上での話です。
まず、電波がある山かどうか確認しましょう。
方法としてはウェブサイトで確認するか、登る山の役場や施設、または山小屋に直接確認すると良いでしょう。
キャリアによっても繋がりやすい、繋がりにくいがありますのでそちらも確認しておきましょう。
登山の前に山の情報を調べる
規模の大きい山ならインターネットでウェブサイトなどで情報収集ができます。
観光サイトや登山家の方のブログなどで登山コースやマップ、休憩所などを確認しておきましょう。
また、お気に入りのサイトはスマートフォンでお気に入り登録しておくと良いでしょう。
何か起きたときの避難所や小屋、また登頂にあたってどのくらい時間がかかるのかを知っておくと下山の際におおよその計算もできます。
Twitterが便利
各省庁のTwitterアカウントから災害情報など発信していますので、Twitterをやられている方は登山の前にフォロー&ツイートの通知をオンにしておくと情報を早く知ることができるかも知れません。
【報道発表】(H29.10.31)霧島山(新燃岳)の火口周辺警報を切替え、警戒が必要な範囲を概ね3kmから概ね2kmに縮小しました。噴火警戒レベル3(入山規制)は継続します。https://t.co/iJDWiFMgnj
— 気象庁 (@JMA_kishou) 2017年10月31日
(出典:気象庁(@JMA_kishou))
【火山情報】11日11時05分、霧島山(新燃岳)に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が発表されました。今後、更に活動が活発になる可能性があります。地元自治体等の登山禁止・入山規制等の指示に従い、危険な地域に立ち入らないでください。
— 内閣府防災 (@CAO_BOUSAI) 2017年10月11日
(出典:内閣府防災(@CAO_BOUSAI))
気象庁の噴火警戒レベル
(出典:気象庁ホームページ)
Twitterやウェブサイトで噴火警戒レベルといった情報が発信されます。
レベルに応じてどのように対処すべきか記載されていますので理解しておきましょう。
登山者はもちろん、活火山が近くにある方も理解しておきましょう。
噴火が起きたときの対処法
情報を入れ、準備ができていても急な噴火が発生するかもしれません。
噴火によって自分の身に何が起きるのか、何をすべきなのかを知っておく必要があります。
噴火した時に自分の身にどのような危険が降りかかってくるのかを把握しておくことは自分の命を守るためのあらゆる対策に繋がります。
避難場所を知っておく
情報収集のところでも述べましたが、もう一度言っておきます。
噴火による危険から身を守るためにはあらかじめ避難場所を把握しておくことで防災、減災に繋がります。
もし、登山中に噴火が起きたら、身を守れる避難場所などの建物に逃げ込みましょう。
また、建物の中に避難した時は岩石や急な気圧変動によ窓ガラス割れの被害を受けないために窓ガラスから離れてください。
避難場所がない場合
避難場所がない時は、身を守れる大きな木や大きな岩などに身を隠しましょう。
こうして岩石などの物理的な被害から身を守りましょう。
また火山灰は熱を持っているので吸い込んだとき呼吸器官の熱傷する恐れがあります。
身を伏せてハンカチやタオルなどの布で口を覆い、吸い込まないようにしてください。
ない場合は水をすくうように両手を丸め、顔にピタっとつけ、火山灰が入らないようにし、その空間で呼吸をしましょう。
ヘルメット・タオル・マスクはこのときのための必須道具です。
では登山に必要な持ち物は何か以下でご説明します。
登山に必要な持ち物
登山をするときはできるだけ荷物を軽くし、身体に負荷がかからないように必要最低限のものを持って行きたいですよね?
経験者がいれば把握はしているでしょうが、こちらで作成しましたので下図を参考にしてください。
その他、必要なものはご自分で選んで持っていくようにしましょう。
登山時のグッズは実は防災グッズにそっくりなもので登山・防災グッズの兼用にしている方が結構おられます。
当サイトでおすすめの防災グッズセットは下記になります。
過去の震災の影響から、ライフラインが途絶えてしまうと復旧活動が本格化するまで2~3日かかる地域が多々ありました。
このセットは"震災直後3日間を生きること"をコンセプトに作られた33種類39点防災セットです。
重さも約4キロと負担は大きくありません。
このセットに必要なものだけ足して持っていくと、下山したら使ったものだけ差し替えればよいので自身などの非常用セットにも代用できます。
5年間の保証付きで送料も全国無料です。
是非一度ご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
自然災害はいつどこで起きるかわかりません。
何か起きて慌てるのではなく、何か起きたときのために予備知識を入れ、対応できる準備、対策をしておきましょう。