過去、災害になった雨、これが豪雨(ごうう)です。
大雨のように大量に降る雨には違いはないのですが、豪雨は基本的に過去を表した言葉です。
土砂災害の主な原因となるのがこれら雨によるものです。
ここではこの土砂災害における対策を中心に説明していきます。
目次
土砂災害とは?
土砂災害には、斜面崩壊、土石流、地すべりの3種類があります。
斜面崩壊(しゃめんほうかい)
一般的に、”土砂崩れ”と呼ばれているものです。
山や崖に雨が染み込み、崩れ落ちる現象です。
斜面崩壊には山崩れと崖崩れの2種類があります。
土石流
鉄砲水、山津波などど呼ばれることもありますが、意味は全て同じです。
土や砂、石などが主に川と一緒になり、流れ落ちる現象です。
地すべり
土地の一部が徐々に移動する現象です。
緩やかな斜面で発生することが多く、ゆっくりと長時間移動するのが特徴です。
詳しい内容は下記ページ内にも記載されているので参考にしてください
>豪雨とは何か?分かりやすく簡単に説明
土砂災害対策
土砂災害は、山や川、崖が近くにあるなど、ある程度発生しやすい場所が決まっています。
この発生しやすい場所は、土砂災害危険箇所、土砂災害警戒区域として公表されており、知ることができます。
まずはHPや役場に問い合わせてお住まいの場所がこれらに指定されている場所かを知ることが大事です。
雨に警戒する
土砂災害の原因の多くは、豪雨となる雨です。
土砂災害警戒区域にお住まいの方は、大雨などの予報があった場合、特に警戒してください。
土砂災害の危険が高い場合、土砂災害警戒情報が発表されます。
携帯電話にこの土砂災害警戒情報を送ってくれるサービスもあるので、活用するとよいでしょう。
土砂災害の予兆に警戒する
土砂災害発生前は、その予兆が表れることがあります。
以下はその主な予兆の一例ですが、その他普段とは違う、怪しいと危険を感じたら安全な場所に避難しましょう。
崖崩れの予兆
・崖に亀裂ができる
・崖から濁った水がでる
・崖から音がきこえる
・小石が落ちてくる
土石流の予兆
・雨が降っているのに川の水位が下がる
・川の水が濁り、流木が流れてくる
・泥臭い匂いがする
・木が裂ける音や石がぶつかる音、山鳴りがきこえる
地すべりの予兆
・地面にひび割れや段差が発生する
・地面や斜面から水がふきでる
・建物や樹木が傾く
・井戸などの水が濁り、水かさが急に変わる
避難対策
避難情報に注意する
地方公共団体(自治体)などからの防災無線を通じた避難情報に従い避難しましょう。
発令される避難情報は、3つにに分かれています。※平成29年1月に名称改定
避難準備・高齢者等避難開始
避難に時間が必要な人とその支援者が避難を始める段階に発令。
避難勧告
被害の可能性が高まり、避難できる人が避難する段階に発令。
避難指示(緊急)
すぐに避難を完了して安全を確保しなくてはならない段階に発令。
※上から順に被害の可能性は高まるが、順番通り発令されるとは限らない
実際の避難
避難勧告等が発令されていなくても、危険を感じたら早めの避難を心がけましょう。
土砂災害は突発的に発生することもあるので、怪しい予兆を感じたらとにかくすぐ避難することです
ハザードマップなどを参考に、あらかじめ避難経路や避難場所を決めておくとよいでしょう。
避難が困難で家などの屋内にいる場合は、できるだけ上の階に移動して下さい。
土砂災害が襲ってくる斜面などの反対側の位置がより好ましいです。
土砂災害は雨がやんでからでもしばらく発生の可能性があります。
夜になると周囲が暗く危険も多いので、発生後外が明るければ、明るいうちに避難してください。
まとめ
住んでいる場所が土砂災害の警戒区域か確認する
原因となる雨や予兆に警戒する
避難情報に従い避難するが、危険を感じたら早めの避難を行う
屋内の場合はできるだけ上の階の斜面反対側に移動する
いかがでしたでしょうか?
実際に起きてからではなく、何か起きたときのために予備知識を入れ、対応できる準備、対策をしておくことが重要です。
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