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高潮

高潮が発生した時の避難対策と自宅対策!

投稿日:2017年11月29日 更新日:

高潮対策

高潮の主な原因となるのが台風と低気圧です。

高潮の危険区域に住まわれている方はこれらの気象情報に特に注意が必要です。

では実際に高潮が起きたときにどのように対応したら良いのでしょうか?
今回はその”避難対策”と”自宅対策”について説明していきます。

目次

高潮とは?

高潮とは、”台風”や”低気圧”により海面が上昇する現象です。

よく高潮と間違われるのが津波ですが、基本的に地震を原因とするものを”津波”、台風や低気圧を原因とするものを”高潮”と区分されます。

高潮の被害で多いのは、海水が侵入する”浸水”や”冠水”です。

こちらで詳しくご紹介していますのでご参照ください。
高潮とは何か?分かりやすく簡単に説明

 

高潮の避難対策

高潮発生時、安全な場所へ避難することが原則ですが、下手に外に出ない方が安全な場合もあります。

大事なのは、その場所の想定される浸水の深さなどを事前に調べ、どのような避難行動をとるか決めておくことです。

避難の確認

ハザードマップなどを参考に、高潮の高さや浸水が予想される区域を事前に確認することが大事です。
このハザードマップは、高潮に注意が必要な区域には自治体から発行されています。

 

そして気象情報などをもとに、その高潮が自宅にどれほどの被害予想があるか調べるのです。

一戸建てやマンションの1階に住まわれている方は、浸水の高さが2mを超えると避難は必須でしょう。
生命に危険が及ぶかどうかは、この高潮の高さによって大きく異なります。

要は、今住んでいる自宅が命を守るために避難が必要かどうかの確認をするのです。

また、避難する時の避難経路や避難場所の確認も合わせて行うとよいでしょう。

危険な被害が及ぶ前に、避難を意識して行動することが重要です。

実際の避難

高潮の主な原因となるのが台風です。
台風が接近すると非難も困難になるので、避難の必要があると判断したらすみやかに避難しましょう。

 

避難の際は高台や避難ビルなど、できるだけ高い場所に避難しましょう。
自宅などの屋内に滞在する場合も同様に、できるだけ高い場所に移動してください。

ハザードマップなどを参考に、避難経路や避難場所を確認のうえ避難するとよいでしょう。

自宅が浸水している場合、危険なので家に中には決して戻らないようにしてください。

避難時の注意点

避難を行う際は、以下の項目に注意して避難しましょう。

避難勧告や避難指示がある場合、それらに従って避難してください。

動きやすい服装
避難の際は動きやすい服装が好ましいです。
長靴は水が入ると重みで動きづらくなるのでやめましょう。

無理に動かない
水深が深く、避難場所までの移動が困難だと判断した場合は無理に動かないようにしましょう。
膝上まで水が達すると、移動がとても困難になります。
近くのできるだけ高い場所で待機し、救助を待ちましょう。

足元に注意する
冠水が酷いとマンホールが外れていたり、足元には多くの危険があります。
長い棒などで足元の安全確認を行いながら非難するとよいでしょう。

車で避難しない
冠水した道を車で移動するのはとても危険なのでやめてください。
エンジントラブルや、最悪の場合車の水没に繋がり命を落とす危険性もあります。

集団で行動する
できるだけ単独行動は避け、集団で行動するようにしましょう。
高齢者や小さいお子さんがいるご家庭などでは特に早い避難を心がけ行動しましょう。

 

自宅での浸水対策

自宅の浸水対策には土のう+板が一番です。

板を浸水から防ぎたい場所に置き、下図のよう土のうを端や隙間などに置いて防ぎます。

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土のう袋がない場合はブロックなどの重いものを代わりにしてもいいでしょう。

簡易的な方法でゴミ袋やポリ袋に水を入れ土のう代わりにする方法などもありますが、穴が開いたり、口から漏れると浸水の前に水浸しになってしまうので土のう袋の使用をおすすめします。

まとめ

被害予想などを事前に調べ、どのような避難行動をとるか判断する。

自宅の場合も同様、避難の際はできるだけ高い場所に避難する。

避難は動きやすい服装で集団で行う。

道が冠水している場合は足元に注意し、車では避難しない。

自宅の浸水対策には土のう+板が一番。

 

いかがでしたでしょうか?

水害は避難を意識して行動することが重要です。

そしていざ起きたときのために予備知識を蓄え、しっかり事前対策しておきましょう。

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