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竜巻

竜巻が起きたときの対策と対処法!窓ガラス対策できてますか?

投稿日:2017年11月28日 更新日:

竜巻対策

夏から秋にかけて発生する"竜巻"。

竜巻は短時間で狭い範囲に集中して、大きな被害をもたらすため注意な自然災害のひとつです。

 

海外ではよく見るが、日本ではあまり起きない。
そういう風に思いがちですが、実は日本でも起きています。

ではその竜巻、起きたときにどのように対応したら良いのでしょうか?
いざ起きたときのために予備知識を学んでおいて、対策・対処法などを理解しておきましょう。

目次

竜巻とは?

竜巻とは、”上空の空気の薄い所へ下の空気が上昇する現象”です。

条件としては、上空に積乱雲という雨や雷を伴う雲があることです。

 

地表と上空の温度差で発生する上昇気流などが要因とされていますが、まだ解明されていない部分が多く、謎は多いです。

こちらで詳しくご紹介していますのでご参照ください。
>竜巻とは何か?分かりやすく簡単に説明

 

竜巻が起きたときの対処法の原則は"鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物(できれば地下)に非難"することです。

実際起きたら適切な場所に避難すること。
そして、その前に被害を受けないためにしておくべき対策があります。

 

今回は下記に沿ってご紹介していきます。

・竜巻が起きたときの対処法
・竜巻が起きる前の事前対策

竜巻が起きたときの対処法

上記にも述べましたが、竜巻が起きたときの対処法の原則は"鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物(できれば地下)に避難"することです。

ですが、屋外にいるか屋内にいるかによっても変わってきます。

屋外にいるときと屋内にいるとき、それぞれどのように対処すればよいのか分けて見ていきましょう。

 

屋外にいるとき

屋外にいるときは何度もいいますが"鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物(できれば地下)に避難"することです。

竜巻は目視でわかる範囲までくると到達まで数分ないしは数秒です。
予報などがあれば竜巻が来るであろう時間には絶対に外出しないでください。

 

 

竜巻が起きるときいかなる場合も屋外に逃げるという選択肢はありません。
竜巻の被害に遭わないためには絶対に遮蔽物のない屋外にいないようにしましょう。

 

屋外で竜巻が起き、なおかつ近くに建物がない場合は緊急対策として深い溝などのくぼみに身をひそめてください。

竜巻が起きている範囲はそこにあるものがビュンビュン飛んできます。
深い溝などのくぼみに身をひそめたら竜巻が去るまでバッグなどで頭や身を守ってください。

 

あくまでこれは屋外にいて、近くに建物がない場合の緊急対策なので来そうな場合は絶対に屋外に出ないでください。

 

屋内にいるとき

竜巻はたとえ屋内でも安全とは限りません。

竜巻は範囲が狭い分、その範囲内への勢力は非常に強力です。
屋内にいる場合は雨戸などを閉め、玄関や窓には鍵を閉め、最下層に移動しましょう。

 

地下など1階以下のスペースがない場合は窓の少ない場所に避難してください。
トイレやお風呂場が一番安全とされています。

 

地震の場合と同じで、トイレや風呂場は一般に柱と壁が狭い範囲に集まり、構造強度が高くなっています。

しかし、屋内でも雨戸やシャッターがない場合、非常に危険です。
竜巻よってやってくる飛来物が窓を割ったり、屋根を壊してしまうかもしれません。

 

ですので、竜巻が起きる前に事前対策をしておきましょう。
次に竜巻が起きる前の事前対策をご紹介します。

竜巻が起きる前の事前対策

マンションなどの集合住宅はあまりないケースですが、一戸建ての場合、家のまわりに飛びそうなもの置いてませんか?

 

よく見るのがポリバケツのふたが飛び交ってたり、傘などもたまにあります。
直接人に当たって危ないケースはもちろん、道路が近くにあれば車の通行の妨げにもなります。

事故などの二次災害にもつながる可能性があるので、まず、自分のもので人に被害を与えないための対策です。

 

家のまわりのものは中にしまう

そのままなんですが、家のまわりにある強風で飛びそうなものを中にしまうことです。

同じ風害の台風や暴風のときも同じです。

注意報などネットやニュースで充実していますので、情報収集し、接近がわかれば飛びそうなものは中にしまってください。

 

家のまわりの細かいものはもちろん、ベランダや庭の物干し竿なんかも意外と飛んでしまうのでしまうようにしてください。

ともかく、家のまわりのもので飛びそうなものがないか一度ご確認ください。

 

屋根の補強と点検

少なくとも阪神・淡路大震災が起きた1995年以降に建てられた家は屋根における被害をおさえるために工法が変わり風にも強い造りになっています。

それ以前の木造建ての家の屋根は外しやすい(飛びやすい)工法になっていて瓦が飛ぶ、落ちるといった被害が多くありました。

 

瓦の場合は事前に上からと下から目視確認でずれがないか落ちかけていないかを確認してください。

瓦の中でも特に"土葺き"という工法は土の上に瓦を乗せる方法のため強風で飛ぶケースが多いです。
ずれや土葺きの場合は一度、業者に確認した方がよいでしょう。

 

現在では防災瓦といって瓦同士を組み合わせ、さらに釘を打ちつけ固定する方法もあるので瓦の風情を大切にしたいという方は防災瓦に変えるといいかもしれません。

 

その他スレートや鋼板の場合も10年を目安に業者による点検を行った方がよいでしょう。

 

ガラス割れ対策

一番の対策は雨戸・シャッターを設置することです。
あれば壊れていないかの確認をし、壊れていなければそれだけで十分です。

しかし、どの家庭にも雨戸やシャッターが設置されているとは限りません。

ですので、以下は雨戸やシャッターがない場合の対策方法をご紹介していきます。

 

1.窓のチェック

ヒビや鍵が閉まるかを確認してください。
ヒビは後述する飛散防止フィルムなどを貼ってください。
鍵が閉まらなければ、修理が必要です。
緊急の場合は冊子の溝につっかえ棒を入れて風で窓が開いてしまわないよう対策してください。

2.飛散防止フィルムを貼る

飛散防止フィルムを張ることによって窓が割れても破片が飛び散らないように対策をしましょう。
風による割れ防止はもちろん地震の際の対策にも繋がるので非常におすすめです。

当サイトでおすすめの飛散防止フィルムをご紹介します。

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3.ガムテープで補強

飛来物で窓ガラスが割れてしまうのを防ぐためにガムテープで補強します。
布ガムテープが本当は良いのですが、テープ痕が窓についてしまうので、当サイトでは養生テープをおすすめします。
建築現場や引越しの際に使われる緑のテープです。
強度は少し劣りますが、汚れがつかずすぐに剥がせるのでおすすめです。

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貼り方は上図のようにクロスさせて貼ります。
さらに強度を強めたい場合にはクロス+縦横にも貼るとよいでしょう。
100均などにも売ってて簡単にできるので飛散防止フィルムがない場合はこの対策でいきましょう。

その他にも、もし水が入ってきた場合のためにサッシにタオルや新聞紙をつめておくことと窓ガラスの対策をした後にはカーテンを閉めておくとなおさら効果的です。

まとめ

竜巻が起きた時の対処法

・屋外にいる場合は頑丈な建物にすぐに避難すること
・屋内にいる場合はトイレや風呂場などの安全な場所に避難

人に被害を与えないために対策

・家のまわりの飛びそうなものを中にしまう
・屋根が落ちないか飛ばないか目視確認し、必要であれば事前に修理する

家を守るためにする対策

・飛散防止フィルムなどでガラス割れ対策をする

 

いかがでしたでしょうか?

防災は起きてからでは遅いです。

 

起きる前にどう準備しておくかによって被害は最小限に抑えることができます。

"備えあれば憂いなし"です。

いざ、起きたときのために事前に予備知識を蓄え、対策もしておきましょう。

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